導入事例
2024/08/19
【導入事例:AG ペイメントサービス株式会社 様】債権管理のDXで、回収率アップ
会社名
設立年月
従業員数
AG ペイメントサービス株式会社
2015年10月5日
約30人
Lecto導入前の課題
人手による債権管理により、データ抽出・更新・管理が煩雑
Lecto導入後の効果・変化
Lectoプラットフォームを起点に、業務のデジタル化・自動化を推進
回収率アップ、営業IVRの活用でオペレーターの対応が減少!
EC通販向けの後払い決済サービス「ミライバライ」を提供するAG ペイメントサービス株式会社では、新規事業における債権管理の業務効率・デジタル化を目的に、Lectoプラットフォームを導入しました。
これまで人手で実施していた債権管理・督促・回収業務を自動化し、回収率アップを図れた同社に、Lectoプラットフォームを導入した経緯や、導入効果などについてお伺いしました。
会社・事業について
貴社事業についてお聞かせください。

片江様)
AG ペイメントサービス株式会社では、収納代行業、保証事業、個別信用購入あっせん業、その他付随業務など、決済サービスの提供を通じてより快適なショッピング体験を実現するための金融関連のサービスを提供しています。その1つとして、後払い決済サービス「ミライバライ」というサービスを提供しており、そこでLectoプラットフォームを活用しています。
「ミライバライ」では、大きく2種類の後払いサービスを取り扱っています。まず1つ目としては、ECサイトで買い物をして決済する際に、商品を受け取ってから支払いできるカスタマー向けの後払いサービスです。もう1つは、〇〇payのようなペイメントサービス提供者向けにチャージ払い機能を提供しています。
▼ミライバライの仕組み

最近では「後払い決済」をよく聞くようになりましたが、どのような方が利用しているのでしょうか?
川端様)
「ミライバライ」の一般のお客様向けサービスは、商品(実物)を見てから支払したい方や給料日の前で手元現金が不足している方、オンラインショッピングでクレジットカード番号を入力したくない方など、さまざまな理由からご利用いただいており、利用件数は増加しています。
導入前の状況
Lectoプラットフォームの導入前の課題を教えてください

片江様)
Lectoプラットフォーム導入以前は手作業で実施している業務が非常に多く、督促設定やその後の交渉登録オペレーションは煩雑で負荷の大きい業務でした。
川端様)
督促の設定だけでも多大な時間を要しました。さらに、督促業務をするには複数のシステムからデータを取得する必要があり、データの抽出、設定、対象者への交渉、結果のデータ入力など、1日に何時間も費やしていました。
導入フェーズ
導入に至ったきっかけ、背景について教えてください。
川端様)
これまで、人が行っていた督促設定の工程が全て自動化されることは、大きな魅力でした。さらに、機能面に加え、Lectoプラットフォームが料金面でマッチしていた点も非常に大きかったです。
後払い決済サービス自体が世間的にもまだ新しい分野の決済サービスであり、当社にとっても新規のサービスです。予算が潤沢であれば、既存のシステムを改修する選択肢も考えられたかもしれませんが、限られた予算の中で、Lectoプラットフォームは、柔軟性があり、コスト的にも我々のニーズに適していたので導入に至りました。
▼Lectoプラットフォームの主な機能
導入に至るまでに、他のサービスも検討していると思うのですが、何か違いはありましたか。
片江様)
グループ会社で利用している他の回収サービスを確認しましたが、督促の自動化に特化したものではありませんでした。また、同様の機能を実現するためには多額の費用が必要なことから、断念しました。
ありがとうございます。Lectoプラットフォームは、実際にサービスを利用してみて設定のしやすさなどはどうでしたか?
片江様)
正直、最初はこれまで使用していたシステムとは異なるので、やはり戸惑いはありました。しかし、仕組みを理解すればLectoプラットフォームは非常にシンプルでした。イメージ通りに設定したい時には、Lectoのご担当の方に相談できたので、徐々に弊社自体の督促の仕組みも成長していったと思っています。
▼Lectoプラットフォームの督促設定画面イメージ
Lectoでは、この2年はUI/UXにも機能の充実はもちろん、顧客情報のカード形式での表示やテーマカラーの変更など、より使いやすさを意識した開発も行ってきましたが、使い勝手などは変わりましたか?
片江様)
もう目に見える形での改善が進んでいると実感しています。何よりも我々と同じ目線でサービスを考え、変えていただいてるというのが社内でも好評です。
川端様)
実際に業務でLectoプラットフォームを使用しているオペレーターの方々から改善点を挙げていただき、それを参考にサービスをアップデートしていただくこともありますよね。アップデートされて使いやすくなったり、見やすくなったりすると、より業務効率も上がるので助かっています。それから、現場のメンバーから我々の意見を反映いただいて嬉しいという声も上がっています。
ありがとうございます。実際に利用いただいている方々がどう触っているとか、 どういう風にこう使いづらいのかなどフィードバックいただけてありがたいです。AG ペイメントサービス株式会社からのフィードバックはどの会社でも共通するような課題・改善点を多くいただいたので、サービス回収の参考にさせていただきました。
運用フェーズ
現在、Lectoプラットフォームをどのような領域で利用していますか。
片江様)
基本的には、ミライバイライの回収業務でLectoプラットフォームを活用しています。具体的には、これまで1番労力がかかっていた「初期」から「中期」の延滞対象への督促・回収部分でLectoプラットフォームを使用しています。
元々は全ての督促対象をセグメントしてデータをダウンロードしたり、更新したり、全て手作業でやっていたので、非常に時間がかかっていました。現在は年間スケジュールを立てれば、こちらが設定した通りの日にち、時間帯に督促がなされ、さらにはその結果までが自動で登録されます。
Lectoプラットフォームの導入後、行動量や回収率は変わりましたか。

川端様)
飛躍的に増えました。
LectoプラットフォームのIVR(自動音声応答システム)を利用しましたが、それによって本来オペレーターで対応しないといけない入金の約束が自動で完結できるようになり、負担が大幅に減ったのではないかと思います。
また、回収率も、導入前と比較し大幅にアップできています。
どんな企業・サービスにLectoプラットフォームはおすすめですか。
川端様)
大手企業の新規事業やスタートアップなど幅広い企業におすすめです。特に、弊社の後払い決済サービスのような、若年層にも親和性が高いサービスでは、旧来の書面や電話でお客様にご連絡するよりも、SMSやIVRのような手段の方が効果的のように感じています。Lectoプラットフォームでは、そのような手段も利用できるので、おすすめですね。
片江様)
Lectoプラットフォームは、情報を一元化して管理できるので大人数での業務がスムーズになります。なので、大手企業でコールセンターの業務をやっている部門やそれを引き受けている事業者ですね。個人的にはLectoプラットフォームは、督促・回収業務はもちろんですが、幅広く活用できるのではないかと思っています。コールセンター業務も従来の電話という手段だけでなく、生産性や業務効率を高めるために自動化する必要があると思っています。Lectoプラットフォームを利用すれば、基本的な案内は自動で実施できるので、人がやるべきことや今までできてなかったところに目を向けていけるのではないでしょうか。
今後の展望についてお聞かせください。
川端様)
「後払い」サービスはまだまだ新規のサービスであり、弊社のグループの中でも新たなチャネルであると思っています。弊社のグループでは、さまざまな金融サービスを提供しているので、「ミライバライ」を入り口に、必要なお客様に「後払い」サービスが届けられればと思っています。
今後、サービスを拡大していく際や法律やルールの改正があった際など、新しい取り組みが必要な際にはLectoに相談したいと思っています。Lectoは汎用性が高い上に開発の柔軟性も高いので、期待しています。
AG ペイメントサービス株式会社のみなさま、ありがとうございました!
債権管理・督促回収にお困りの企業様は、ぜひLectoセールスチームまでお問合せください!
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